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バージョン: 4.x

NULL

NULLの基本的な紹介

行の列に値がない場合、その列はNULLであると言われます。NULLは"NOT NULL"制約によって制限されていない任意の列に出現できます。実際の値が不明な場合や値に意味がない場合にNULLを使用してください。

数値のゼロや空の文字列を表すためにNULLを使用しないでください。それらは同等ではありません。

NULLを含む算術式は常にNULLになります。例えば、NULLに10を加算しても結果はNULLのままです。実際、NULLがオペランドとして与えられた場合、すべての演算子はNULLを返します。

関数の引数としてのNULL

NULLが引数として提供された場合、ほとんどの集約関数はNULLを返します。NULL値が発生した際に値を返すためにIFNULL関数を使用できます。例えば、IFNULL(arg, 0)という式は、argがNULLの場合に0を返し、argがNULLでない場合にはその値を返します。各関数の具体的な動作については、「Functions」セクションを参照してください。

NULLと比較演算子

NULLの結果をテストするには、IS NULLとIS NOT NULLの比較条件のみを使用できます。NULLに依存する条件が使用された場合、結果はUNKNOWNになります。NULLは欠損データを表すため、NULLは任意の値や他のNULLと等しくなることも等しくないこともできません。

条件におけるNULL

UNKNOWNと評価される条件は、FALSEとほぼ同じように動作します。例えば、WHERE句でUNKNOWNと評価される条件を持つSELECT文は行を返しません。しかし、UNKNOWNと評価される条件とFALSEとの違いは、UNKNOWN条件の評価結果に対するさらなる演算もUNKNOWNと評価されることです。したがって、NOT FALSEの計算結果はTRUEですが、NOT UNKNOWNの計算結果はUNKNOWNです。

下表は条件におけるNULLを含む様々な評価の例を示しています。UNKNOWNと評価される条件がSELECT文のWHERE句で使用された場合、クエリは行を返しません。

ConditionValue of AEvaluation
a IS NULL10FALSE
a IS NOT NULL10TRUE
a IS NULLNULLTRUE
a IS NOT NULLNULLFALSE
a = NULL10UNKNOWN
a != NULL10UNKNOWN
a = NULLNULLUNKNOWN
a != NULLNULLUNKNOWN
a = 10NULLUNKNOWN
a != 10NULLUNKNOWN