NULL
NULLの基本的な紹介
行の列に値がない場合、その列はNULLであると言われます。NULLは"NOT NULL"制約によって制限されていない任意の列に出現できます。実際の値が不明な場合や値に意味がない場合にNULLを使用してください。
数値のゼロや空の文字列を表すためにNULLを使用しないでください。それらは同等ではありません。
NULLを含む算術式は常にNULLになります。例えば、NULLに10を加算しても結果はNULLのままです。実際、NULLがオペランドとして与えられた場合、すべての演算子はNULLを返します。
関数の引数としてのNULL
NULLが引数として提供された場合、ほとんどの集約関数はNULLを返します。NULL値が発生した際に値を返すためにIFNULL関数を使用できます。例えば、IFNULL(arg, 0)という式は、argがNULLの場合に0を返し、argがNULLでない場合にはその値を返します。各関数の具体的な動作については、「Functions」セクションを参照してください。
NULLと比較演算子
NULLの結果をテストするには、IS NULLとIS NOT NULLの比較条件のみを使用できます。NULLに依存する条件が使用された場合、結果はUNKNOWNになります。NULLは欠損データを表すため、NULLは任意の値や他のNULLと等しくなることも等しくないこともできません。
条件におけるNULL
UNKNOWNと評価される条件は、FALSEとほぼ同じように動作します。例えば、WHERE句でUNKNOWNと評価される条件を持つSELECT文は行を返しません。しかし、UNKNOWNと評価される条件とFALSEとの違いは、UNKNOWN条件の評価結果に対するさらなる演算もUNKNOWNと評価されることです。したがって、NOT FALSEの計算結果はTRUEですが、NOT UNKNOWNの計算結果はUNKNOWNです。
下表は条件におけるNULLを含む様々な評価の例を示しています。UNKNOWNと評価される条件がSELECT文のWHERE句で使用された場合、クエリは行を返しません。
| Condition | Value of A | Evaluation |
|---|---|---|
a IS NULL | 10 | FALSE |
a IS NOT NULL | 10 | TRUE |
a IS NULL | NULL | TRUE |
a IS NOT NULL | NULL | FALSE |
a = NULL | 10 | UNKNOWN |
a != NULL | 10 | UNKNOWN |
a = NULL | NULL | UNKNOWN |
a != NULL | NULL | UNKNOWN |
a = 10 | NULL | UNKNOWN |
a != 10 | NULL | UNKNOWN |